国:スーダン
テーマ:難民、紛争
難民というのは政治的に、経済的に、あるいは病気の蔓延や、紛争、治安の悪化など様々な理由でその土地に住めなくなった人たちのことをいいます。
難民には子どももいます。
難民にはおじいさんもおばあさんもいます。
難民には男も女もいます。
難民には赤ちゃんもいます。
アフリカにもアジアにも、世界のいたるところにいます。
世界中には5950万人もの人がなんらかの形で移動を強いられています。(UNHCR,2014年調べ)
この地球上に今も家を追われる人はいますが、難民申請を通過しないと受けれてもらうことができません。みなさんも、テレビなどで国境を越えられず困っている人たちをみたことがありませんか?
テレビでしか見たことがなかったとしても、テレビの中の世界ではありません。
写真はスーダンで難民申請中の子どもたちです。
「お父さんはいないことにしてるの・・・」
と子どもたちが話している時に、「ただいま」とお父さんが帰ってきたそうです。
お父さんがいない「こと」にしていたほうが申請が通りやすいからだそうですが、もし申請が通ったとしてもいないはずのお父さんは一緒に行くことができませんので親子別々の生活が始まります。
もし、あなたが自分の住み慣れた家や土地を追われてどこかに移住をしなくなければいけなくなったらどうでしょうか。また、移住しようとしても受け入れてくれる国や地域が見つからなかったらどんな気持ちがしますか?
【補足】
難民の定義や昨今の動向など、UNHCRのホームページを確認していただければ多くの情報が集められます。
日本ではなかなか身近に接することのない問題だからこそ、意識しておきたい問題です。
子どもたちにも自分の身に置き換えて考えてほしいと思います。
語り手/写真:鄭春香
活動時期・形態:2011-2013 ・在外公館派遣員
聞き手:糀広大
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