2016年2月3日水曜日

島国の大問題

地域:大洋州
国:マーシャル諸島(クワジェリン)
テーマ:環境問題、海面上昇

この写真をみてください。
何の写真かわかりますか?




そしてこちらが別の日にほとんど同じ場所を撮影した写真です。



マーシャル諸島のクワジェリン環礁にあるイバイ島の中心部からグジグ村に行くために必ず通らないといけない道の写真です。
下平さんは毎日この道を通って仕事に行っていました。

海抜が低いマーシャル諸島では、年に2回ほどの大潮のひどい時に一枚目の写真のように、道が海水で水浸しになるそうです。もともときれいに舗装されている道ではく、簡易に埋め立てているだけのため、水浸しになると柔らかい地盤になってしまい車などは足を取られてしまいます。


<写真:足を取られて動かなくなってしまったバス>

マーシャル諸島の平均海抜が2メートルであると言われています。
平均海抜が2メートルというのは、もし海面がたった2メートル上昇してしまうだけで生活できなくなってしまうということです。

もし近い将来に皆さんの住んでいる街が海に沈んでしまうかもしれないと言われたらどうしますか?
遠くの外国の話ではなく、自分のことだと捉えてみるとさっきの写真が違って見えてきませんか?

語り手/写真:下平健太
活動時期・形態:2011-2013 ・青年海外協力隊(理数科教師)
聞き手:糀広大

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